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私んちは淫乱家族
第11章 お父さんとおばさま

お兄ちゃんは、あたしの告白を聞いて責任を感じているようだった。
高校に入ったらチアガールになれって、勧めてくれたのはお兄ちゃんなのだから。
あたしの太ももは魅力的だから、男たちに見せつけて女としての自信を取り戻せれば、屈辱のトラウマから抜け出せるからと言ってくれたのだから。
お兄ちゃんはあたしの告白を聞いて深く考え込んだ後、表情を硬くしてとんでもない提案をしてきた。
「よく分かったよ。だから、提案があるんだ。頼みを聞いてくれないか?」
「頼みって、何?」
「先輩たちのことを真剣に理解してあげれば、解決の糸口を見付けられるかもしれない。その為には、直接彼女たちに接して協力しなくちゃいけない。だから、先輩をここへ連れて来て、お前とのレズプレイを、お兄ちゃんの目の前で見せてくれないか?」
「えっ? お兄ちゃんの目の前で? そんなこと……恥ずかしいよ。それに、先輩が応じてくれるかどうか……」
「きっと応じてくれるよ。お兄ちゃんが、先輩たちのことを支援してくれるって言えば、きっと先輩も分かってくれるよ。だから、一番のボス先輩を連れて来て欲しいんだ」
「大丈夫かなあ……」
「この前のことだけど、お前の部屋から出てきた先輩が、意味ありげにニヤリと笑ったんだ。自分たちの喘ぎ声を、隣の部屋で聞かれてたって察したんだよ。だから彼女たちは、見られることに刺激を求めているのかもしれない」
お兄ちゃんの目は真剣だった。拒絶を許さない眼差しだった。
きっと何かを考えている。そう思って、不承不承ながら承知した。
「うん、了解だよ、お兄ちゃん」
何かが起こりそうな……不安もあったけど、期待もあった。

