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私んちは淫乱家族
第5章 桃ちゃん
私が走りながら手を振ると、桃ちゃんも手を振って応えてくれました。
「桃ちゃーん、遅くなってごめんねーー!」
桃ちゃんは、待たせてしまった私を咎めることなく、軽やかに微笑んでくれました。
「大丈夫だよ、メグちゃん。慌てなくても、まだ遅刻しないから」
「ごめん、ごめん」
桃ちゃんが、人差し指を私の鼻先に押し当てて、冷やかすように言いました。
「メグちゃんたら、ポニーテールの髪がクシャクシャに乱れてるよ。また、おじいちゃんとヤッてたんでしょう?」
「うん、5分だけだよって言ったんだけどね。じゃあ、前戯抜きでやろうって言うからさ、そんなのダメだよって言ったの」
「うん、うん」
相槌を打ってくれる桃ちゃんに、私はいつも言い訳です。
「いきなりじゃあ、おじいちゃんのチンポ挿入できないでしょうって怒ったの。せめてさあ、3分は前戯してくれなきゃダメだって言ったのよ。そしたらさあ、2分も超過しちゃって……」
「そっかあ、メグちゃんはいいなあ。おじいちゃんと、いつでもできるから、羨ましいなあ」
寂しそうな顔で私を見つめるから、私……桃ちゃんにキスしてあげたの。