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私んちは淫乱家族
第5章 桃ちゃん

担任の夜桜(よざくら)先生は、26歳の独身男性です。
先生は昨年、東京から信州の小学校に赴任して来たのです。
都会は教育もしつけも厳し過ぎて、何もかもがやりにくかったと、時々思い出して、溜め息をついて嘆いています。
生徒にキスして服を脱がせてセックスしたくらいで、セクハラだ、強姦だって大騒ぎしやがる。
その程度のことで詰問されたあげくに、給料まで大幅カットされて、東京から田舎の学校に飛ばされるなんて、教育委員会の横暴だって怒っています。
少女が一人前の天使となって、社会に出て立派に羽ばたくための、現場における性教育の一環ではないかと、先生は憤っているのですよ。
服装はいつもダサくて大雑把だけど、神経質じゃないところが長所です。
ちょっとズボラで不潔そうな印象が、母性本能をくすぐるのかもしれません。
ちょっと鷲鼻でイケメンだから、ママ友の間でも噂になっているらしい。
私も先生のこと、ちょっと、アレ……かな。

