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私んちは淫乱家族
第7章 先生の特別講義

私がおじいちゃんに話したかったのは、先生の指示なんかじゃなくて、その子の妖しげな動きなのです。

「その子はね、指示もされないのに私の背中に手を回してね、私のブラジャーのフックをはずすんだよ。その子が背中に手を回した拍子に、ブラジャー越しにオッパイとオッパイがくっついて、唇も合わさりそうになるんだよ」

「そりゃあ、そうじゃろう。その体勢じゃあのう」

「だから私も同じように、その子のブラジャーのフックをはずすんだけど、その子はね、その時フッと笑って、私の股に、膝頭から太ももを挟み込んできたんだよ」

「おお、それから、どうしたんじゃ、その可愛い女の子は?」

おじいちゃんは、期待を膨らませてせっついてきます。

「その子はね、私の唇に唇をチュッと合わせるとね、私の瞳をじっと見つめて、太ももをピッタリ密着させて絡ませてくるんだよ。だから私ね、その子に思いっきりキッスしちゃった。ブチュブチュブチュって、キッスしちゃった」

「なに、メグがその子にキッスしたのか?」

「うん。だって、キッスなんてさあ、理屈なんかじゃなくて、衝動的にしちゃうもんでしょう? 桃ちゃんだってさ、あの可憐でつぶらな瞳で見つめるから、唇が吸い寄せられちゃうんだよ。その子の瞳を見てたらね、本能的っていうか、衝動的っていうか……」

「おお、おお」と、うなずきながら、おじいちゃんは頬っぺたに涎を垂らし始めます。

「その子ったらねえ、私にキッスされながら、ウインクするんだよ」

「ほう、小学生のくせに、なかなか手練れのようじゃのう」

「その時、その子の瞳はね、獲物を射止めるハヤブサみたいに挑戦的で鋭かった。なんだか私、食べられそうでさ……でもね、氷みたいに冷ややかで、レズるって雰囲気でもないんだ。女の子同士でさあ、なんだか変だよね」

「ふーむ……」


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