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渇いた心に水を注ぐ
第3章 セカンドコンタクト〜圭人
スマホで撮った写真を電子カルテ用にパソコンに取り込んで、
パソコンのディスプレイで真由子ちゃんの写真を見ながら、
俺は多分、ニヤついてたと思う。


ノーメイク…。
うん。
ノーメイクに見える化粧ではなくて、
本当にノーメイクで、
多分、アイブロウはペンシルで描いて軽くブラシでぼかして、
唇はグロスっぽいルージュを直に塗ってるだけだろう。
或いは、薬用リップみたいなやつかもしれない。


でも、綺麗な顔立ちだ。

俺もクォーターだけど、
ひょっとしたら彼女もそうかもしれないな。

何しろ、少しエキゾチックな顔立ちもだけど、
肌の色が青みがかっていて、とても白い。
拡大してみると、
瞳の色も少し緑っぽくて柔らかい蜂蜜みたいな感じだ。

髪も柔らかい自然な茶色で、
切るのが勿体無いと本当に思ったほどだった。


しかし…
凄くシャイなコだった。
殆ど声を出さなかったな?


そんなことを考えていたら、
携帯が一瞬鳴って切れた。

見ると知らない携帯の番号だった。


仕事の電話かもしれないと思って、
すぐに折り返してみたら、
彼女の声がした。

慌てて切ろうとしてたから、
引き留めて少し話をしてから電話を切って、
電話番号を登録した。


登録しようとして、
間違えて掛けてしまったとか…
可愛い。


何歳くらいだろう?
仕事柄、女性はたくさんみるけど、
凄く若いような気がした。


火曜日が待ち遠しくて仕方がなかったけど…
わざわざ、平日の夕方に、
シャンプーブローだけってことは、
多分、デートとかの予定があって、
可愛くしていこうってことなんだろう。


あんなに可愛ければ、
彼氏が居るに決まってるしな。




梨香子との離婚で、
正直、女は懲り懲りだと思って、
わざと忙しくしていた。

外見も、
ガサツでワイルド…って言うより、
無精な感じにして、
あんまり女の子とは接しないようにしている。

雑誌とかのメディアの露出も断るようにして、
アーティスト名も、女の子みたいにKateに改名して1年以上経ったら、
一般的には忘れられつつあるかなという処まで落ち着いてきた。


明日はまた月曜日。
早起きして局に行ってヘアメイクの仕事。
午後は映画のヘアメイクの打ち合わせが入っている。

明後日は、朝の局の仕事だけだ。

とにかく、火曜日が待ち遠しくて仕方がなかった。

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