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時と運命の調律者
第3章 VS.鵺
途端に鵺が抵抗し始めるが青年は責め手を緩めずに、翳した両手から光のオーラを放出しつづけた。
鵺には実態がない。
故に、肉体系統の攻撃は一切通用しないのだ。
倒す方法は唯一、先ずは結界を周囲に張り巡らせて逃げられないようにしてから高次元の波動を一気に放出して浄化、消滅させるしかない。
たったこれだけのことなのだが、その効果は抜群にあった、何故ならば妖気の集合体、幽体の存在である鵺は“波動の法則”に基づいて存在している為である。
この“波動の法則”は、あの世側の存在に於いては、徹底的に作用する。
その一つが、“累は友を呼ぶ”、即ち同じ波長の者同士は引き寄せ合う。
二つ目が“波動が上位の者と言うのは低いレベルの者を完全にコントロールする事が出来る”と言う事である。
そしてこの世に於いてはある程度、この法則から逃れる事も出来るのであるが一度向こう側の住人となると、途端にこの波動法則の束縛を、強烈に受ける事になるのだ。
故に鵺には光の波動がもっとも効果覿面に効く。
しかもこの時青年の出しているのは六次元の波動であり、いわゆる天使たちの住む世界のモノだ、鵺のレベルは四次元なので、波動法則に従い鵺は手も足も出せない。
鵺には実態がない。
故に、肉体系統の攻撃は一切通用しないのだ。
倒す方法は唯一、先ずは結界を周囲に張り巡らせて逃げられないようにしてから高次元の波動を一気に放出して浄化、消滅させるしかない。
たったこれだけのことなのだが、その効果は抜群にあった、何故ならば妖気の集合体、幽体の存在である鵺は“波動の法則”に基づいて存在している為である。
この“波動の法則”は、あの世側の存在に於いては、徹底的に作用する。
その一つが、“累は友を呼ぶ”、即ち同じ波長の者同士は引き寄せ合う。
二つ目が“波動が上位の者と言うのは低いレベルの者を完全にコントロールする事が出来る”と言う事である。
そしてこの世に於いてはある程度、この法則から逃れる事も出来るのであるが一度向こう側の住人となると、途端にこの波動法則の束縛を、強烈に受ける事になるのだ。
故に鵺には光の波動がもっとも効果覿面に効く。
しかもこの時青年の出しているのは六次元の波動であり、いわゆる天使たちの住む世界のモノだ、鵺のレベルは四次元なので、波動法則に従い鵺は手も足も出せない。