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時と運命の調律者
第3章 VS.鵺
「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!?や、止めてくれぇっ。勘弁してくれっ。熱いっ、眩しいっ。身体が崩れるううぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!!!!!」
「その者から出て行くか!?それともこのまま消滅するか!!」
「い、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だああぁぁぁぁぁぁぁっ!!出てなど行かぬぅ。誰が出て行くものかあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・っっっ!!!!!ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ~っっっ!!!!!」
鵺の言葉を聞いた青年は今度は両手で印を結ぶと呪文を唱え、胸元から何やらお札の付いている小瓶を取り出すと蓋を開けて地面に置いた、そのまま。
腹の底から声を出して呪いの言葉を唱えると、最後に気合い一閃、“えいっ”と叫んで人差し指と中指とを鵺に向かって突き出した、するとー。
次の瞬間、鵺の身体が瓶に向かって吸い込まれてゆき、やがて完全に瓶の中へと収まった。
それを確認すると青年は素早く瓶の蓋を、それもキツくキチっと閉めて上にもお札をしっかりと張り、呪文を唱えて指を人差し指を置く。
そして全てが完了すると力無くその場に倒れてしまった勝山に駆け寄って脈を測り、無事を確認してそのまま姿を消した。
「その者から出て行くか!?それともこのまま消滅するか!!」
「い、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だああぁぁぁぁぁぁぁっ!!出てなど行かぬぅ。誰が出て行くものかあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・っっっ!!!!!ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ~っっっ!!!!!」
鵺の言葉を聞いた青年は今度は両手で印を結ぶと呪文を唱え、胸元から何やらお札の付いている小瓶を取り出すと蓋を開けて地面に置いた、そのまま。
腹の底から声を出して呪いの言葉を唱えると、最後に気合い一閃、“えいっ”と叫んで人差し指と中指とを鵺に向かって突き出した、するとー。
次の瞬間、鵺の身体が瓶に向かって吸い込まれてゆき、やがて完全に瓶の中へと収まった。
それを確認すると青年は素早く瓶の蓋を、それもキツくキチっと閉めて上にもお札をしっかりと張り、呪文を唱えて指を人差し指を置く。
そして全てが完了すると力無くその場に倒れてしまった勝山に駆け寄って脈を測り、無事を確認してそのまま姿を消した。