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時と運命の調律者
第28章 少女と淑女の狭間で
途中で休みを挟みながらもメリアリアが蒼太と激しい性交を行ってから、まる二日たった日曜日の朝。
ようやくにして自力で起き上がり、自由に動き回れるまでに回復した彼女は取り敢えずは彼のTシャツやパンツ(トランクスや男性用のGパン等。ブカブカだったが他にどうしようも無かった、それらをポップアップで着用した)元の姿に戻った事もあって早速、その復活した法力と身体能力とを披露しては蒼太を驚愕させていた。
「えへへ・・・」
「す、凄いなメリー・・・、ここまでとは」
彼女の身体能力や魔力補正が気になった蒼太は、ちょっとした悪戯心を起こして恋人を、(その場だけでなく、周囲の建物の屋上やベランダ、ガラス冊子の側にまで!!)誰もいないことをちゃんと確認した後で周囲を頑丈で高いフェンスに囲まれている、自身の住んでいる賃貸マンションの屋上にまで連れて行く、そこで。
「ねえメリー、ちょっとさ、戯れてみない?」
「戯れる?なぁに?」
「メリーとちょっとじゃれ合ってみたいんだ!!」
そう言って蒼太はある提案をした、“昔のように模擬戦をやってみないか?”と。
「良いけど・・・。本当に良いの?また私が勝っちゃうかも!!」
「全然問題ないもの、僕も強くなったしね、多分今なら行けるんじゃない?いくら君が比類無き実力を誇る、“女王位”だとしてもね!!」
「ふうぅん、そうなんだ・・・❤❤❤」
と、恋人からのちょっとした挑発を喰らってしまったメリアリアもすっかりやる気満々である、蒼太の提案を受けることにした。
「ルールは簡単。昔みたいに3セット一回勝負、後ろを取られたら負け、それで良い?」
「良いよ?別に・・・」
と言うことで始めた模擬戦だったが、結果は蒼太の全敗で終わった、勝敗の決まり方も大体一緒でまず最初にジリジリとお互いの様子や出方を窺いつつも小技の応酬を繰り返す所から始まる二人の“じゃれ合い”はしかし、一瞬の隙を見繕った筈の蒼太が(実際はメリアリアの誘いにウカウカと乗ってしまっていただけなのであるが)“チャンスだ”と思って素早くメリアリアの後背に回り込み、“後ろを取った!!”と確信して「メリーッ!!」と叫んで抱き着こうとした途端に彼女の姿が掻き消えて、反対に後ろを取られて・・・。
“私の勝ち”で終わりである。
ようやくにして自力で起き上がり、自由に動き回れるまでに回復した彼女は取り敢えずは彼のTシャツやパンツ(トランクスや男性用のGパン等。ブカブカだったが他にどうしようも無かった、それらをポップアップで着用した)元の姿に戻った事もあって早速、その復活した法力と身体能力とを披露しては蒼太を驚愕させていた。
「えへへ・・・」
「す、凄いなメリー・・・、ここまでとは」
彼女の身体能力や魔力補正が気になった蒼太は、ちょっとした悪戯心を起こして恋人を、(その場だけでなく、周囲の建物の屋上やベランダ、ガラス冊子の側にまで!!)誰もいないことをちゃんと確認した後で周囲を頑丈で高いフェンスに囲まれている、自身の住んでいる賃貸マンションの屋上にまで連れて行く、そこで。
「ねえメリー、ちょっとさ、戯れてみない?」
「戯れる?なぁに?」
「メリーとちょっとじゃれ合ってみたいんだ!!」
そう言って蒼太はある提案をした、“昔のように模擬戦をやってみないか?”と。
「良いけど・・・。本当に良いの?また私が勝っちゃうかも!!」
「全然問題ないもの、僕も強くなったしね、多分今なら行けるんじゃない?いくら君が比類無き実力を誇る、“女王位”だとしてもね!!」
「ふうぅん、そうなんだ・・・❤❤❤」
と、恋人からのちょっとした挑発を喰らってしまったメリアリアもすっかりやる気満々である、蒼太の提案を受けることにした。
「ルールは簡単。昔みたいに3セット一回勝負、後ろを取られたら負け、それで良い?」
「良いよ?別に・・・」
と言うことで始めた模擬戦だったが、結果は蒼太の全敗で終わった、勝敗の決まり方も大体一緒でまず最初にジリジリとお互いの様子や出方を窺いつつも小技の応酬を繰り返す所から始まる二人の“じゃれ合い”はしかし、一瞬の隙を見繕った筈の蒼太が(実際はメリアリアの誘いにウカウカと乗ってしまっていただけなのであるが)“チャンスだ”と思って素早くメリアリアの後背に回り込み、“後ろを取った!!”と確信して「メリーッ!!」と叫んで抱き着こうとした途端に彼女の姿が掻き消えて、反対に後ろを取られて・・・。
“私の勝ち”で終わりである。