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時と運命の調律者
第31章 メリアリアside1
「はうううっ!?蒼太っ、蒼太あぁぁっ!!」
彼が仕事へと赴いている最中に、メリアリアは自慰に耽る事が最近の日課と化していた、その際に彼女が使うのが、彼が前日まで来ていた仕事着か、もしくは普段着だ。
中でも一番良いのは稽古着だ、自分の大好きな男の体臭と汗の匂いが余す事無く染み込んでいるため、自慰には打って付けのアイテムだった。
ちなみにメリアリアは元々、それほど性欲の強い方では決して無かった、それどころか子供の頃から頭の回転が速くて理知的な、自分をちゃんと律する事の出来る芯の強い少女であったのだ。
そしてそれは大人になってからも変わる事は無かったのだが唯一、例外と言える場合と言うか状況が存在していた、蒼太と一緒にいる時がそれだ。
事の起こりは彼女が8歳になって、暫く経ったある日の事、例の三人組のリーダー格を、蒼太が曲がり形(なり)にも打ち破ってから少し経った頃の事だ。
その時から既にこの幼馴染みの少年への、ある種の興味というか執着を持って接するようになっていた彼女は、何だかんだと理由を付けては彼を良く、遊びや勉強へと誘うようになっていた。
要するに自分と同じ時間を過ごさせるようにしていたのであるが、今にして思えばこの頃から、既に彼女は蒼太に対して淡い恋心を抱いていたのかも知れなかった、何故ならば二人でいると、否、一人でいる時ですらも蒼太の事を考えると胸が苦しくなって来て、ドキドキとして来て不思議と気持ちが高揚して来て。
とても幸せな心持ちになれたし、自分でもどうしようも無い位にまで彼の事を求めて求めて止まなくなってしまっていたのだが、裏を返せばそうで無ければ、如何に幼馴染みだとは言っても男女で性別の違う二人が、はたまた学年も違う二人がわざわざ行動を共にする事など(ついでに言えば何かにつけて女子が男子を誘うなど)、有り得ない事だったろう。
現に彼女の蒼太に対する思いや行動は強まって行くばかりだった、些か話が前後するモノの蒼太がエルヴスヘイムへと召喚されてこっちの世界で2、3日の間(実際には向こうで3週間程過ごして来た訳で有るが)、行方不明になってしまった事があったがその際、メリアリアは心配の余りに親にも友達にも内緒で自分達がたまに遊びに行っていた、ルテティア郊外の森の中まであちこちと彼を捜して回った事があった。
彼が仕事へと赴いている最中に、メリアリアは自慰に耽る事が最近の日課と化していた、その際に彼女が使うのが、彼が前日まで来ていた仕事着か、もしくは普段着だ。
中でも一番良いのは稽古着だ、自分の大好きな男の体臭と汗の匂いが余す事無く染み込んでいるため、自慰には打って付けのアイテムだった。
ちなみにメリアリアは元々、それほど性欲の強い方では決して無かった、それどころか子供の頃から頭の回転が速くて理知的な、自分をちゃんと律する事の出来る芯の強い少女であったのだ。
そしてそれは大人になってからも変わる事は無かったのだが唯一、例外と言える場合と言うか状況が存在していた、蒼太と一緒にいる時がそれだ。
事の起こりは彼女が8歳になって、暫く経ったある日の事、例の三人組のリーダー格を、蒼太が曲がり形(なり)にも打ち破ってから少し経った頃の事だ。
その時から既にこの幼馴染みの少年への、ある種の興味というか執着を持って接するようになっていた彼女は、何だかんだと理由を付けては彼を良く、遊びや勉強へと誘うようになっていた。
要するに自分と同じ時間を過ごさせるようにしていたのであるが、今にして思えばこの頃から、既に彼女は蒼太に対して淡い恋心を抱いていたのかも知れなかった、何故ならば二人でいると、否、一人でいる時ですらも蒼太の事を考えると胸が苦しくなって来て、ドキドキとして来て不思議と気持ちが高揚して来て。
とても幸せな心持ちになれたし、自分でもどうしようも無い位にまで彼の事を求めて求めて止まなくなってしまっていたのだが、裏を返せばそうで無ければ、如何に幼馴染みだとは言っても男女で性別の違う二人が、はたまた学年も違う二人がわざわざ行動を共にする事など(ついでに言えば何かにつけて女子が男子を誘うなど)、有り得ない事だったろう。
現に彼女の蒼太に対する思いや行動は強まって行くばかりだった、些か話が前後するモノの蒼太がエルヴスヘイムへと召喚されてこっちの世界で2、3日の間(実際には向こうで3週間程過ごして来た訳で有るが)、行方不明になってしまった事があったがその際、メリアリアは心配の余りに親にも友達にも内緒で自分達がたまに遊びに行っていた、ルテティア郊外の森の中まであちこちと彼を捜して回った事があった。