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時と運命の調律者
第11章 追憶編2
「無論だ、君ならば持っていても問題は無いだろう、許可も出しておく。“セイレーン”にも伝えて置かなくてはな」

「セイレーン・・・?」

「セイレーンですって!?」

 するとそれを聞いていた、清十郎と楓の表情が驚愕と戸惑いのそれへと変わる。

「老師、それは・・・!!」

 それをまあまあ、と宥めてから軽く咳払いをして、アルヴィンは続けた。

「その内に解ることだ。君だけでは無い、いずれ君の知り合いの女の子にも関係してくる事だろうな。その剣共々大事にしなさい、何しろ君の運命の番となる女性かもしれないのだから・・・」

「・・・・・」
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