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時と運命の調律者
第18章 メリーニとメリアリア
そう告げると蒼太は素早く少女の怪我をしている方の手を取りそしてー。
そこに手を翳すと意識を集中させて、何やら呪いの言葉を唱え始めた、すると。
「・・・あ、あれぇっ!?」
なんとみるみるうちに傷が治り、痛みが引いて行くではないか。
「・・・凄い、蒼太。回復魔法、使いこなせるようになったのね!?」
「うん、まあね・・・っ。てあれ?以前にやって見せたっけ?」
「う、うん。その、あの・・・。ごめんなさい」
「・・・まあ良いけどさ。取り敢えず、ご飯にしてくれる?もうお腹ペコペコだよ」
「うん、有難う!!ご飯の用意、出来てるからね!!」
そう言ってメリーニは、治してもらった手で蒼太の手を取り、食堂へと誘うモノの、実はこの不思議な少女が蒼太と出会ったのは、今から14年も前のこと、デパートの階段の踊り場での事だった。
最初の出会いは、アッという間の出来事だった、彼女の叔母のぎっくり腰が再発してその場に蹲ってしまった時に、たまたま通り掛かった幼い蒼太が応急処置してくれたのだ。
それが済んだ途端に彼はいなくなってしまったのだが運命は二人を放っては置かなかった、何とそれから1週間も経たずしてミラベルの下部組織であり、魔法戦士育成機関でもあるセラフィムの初等部校舎内に置いて再会を果たしたのだ。
直ぐさま意気投合した二人はその後、友人から恋人になり、互いに初めてを捧げ合った、それからー。
あの大演習を迎える日まで、“彼女”は数え切れない程に蒼太を求め、またそれと同じくらいに蒼太に抱かれ続けた。
そこに手を翳すと意識を集中させて、何やら呪いの言葉を唱え始めた、すると。
「・・・あ、あれぇっ!?」
なんとみるみるうちに傷が治り、痛みが引いて行くではないか。
「・・・凄い、蒼太。回復魔法、使いこなせるようになったのね!?」
「うん、まあね・・・っ。てあれ?以前にやって見せたっけ?」
「う、うん。その、あの・・・。ごめんなさい」
「・・・まあ良いけどさ。取り敢えず、ご飯にしてくれる?もうお腹ペコペコだよ」
「うん、有難う!!ご飯の用意、出来てるからね!!」
そう言ってメリーニは、治してもらった手で蒼太の手を取り、食堂へと誘うモノの、実はこの不思議な少女が蒼太と出会ったのは、今から14年も前のこと、デパートの階段の踊り場での事だった。
最初の出会いは、アッという間の出来事だった、彼女の叔母のぎっくり腰が再発してその場に蹲ってしまった時に、たまたま通り掛かった幼い蒼太が応急処置してくれたのだ。
それが済んだ途端に彼はいなくなってしまったのだが運命は二人を放っては置かなかった、何とそれから1週間も経たずしてミラベルの下部組織であり、魔法戦士育成機関でもあるセラフィムの初等部校舎内に置いて再会を果たしたのだ。
直ぐさま意気投合した二人はその後、友人から恋人になり、互いに初めてを捧げ合った、それからー。
あの大演習を迎える日まで、“彼女”は数え切れない程に蒼太を求め、またそれと同じくらいに蒼太に抱かれ続けた。