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時と運命の調律者
第19章 メリアリアとエカテリーナ
「・・・残念」
女性はそう言って笑うと再び転移してー。
今度は先程よりも倍以上、離れた場所へと顕現した。
「・・・・・!!」
「・・・ふぅ」
やっぱり転移は疲れるわ、と独り言をごちて。
「やっぱりあの人は、“蒼太”は凄いよ。こんな魔法を難無く熟しちゃうんだから・・・」
「・・・・・!!」
蒼太、蒼太ですって!?
「・・・蒼太を、知っているの!?」
「・・・・・」
答えて!!とメリアリアは告げるがその問い掛けに、女性はクスクスと笑って応えた、そしてー。
「貴女には、“これ”をあげる・・・」
そう告げるとあの2つの玉を勢いよく宙へと放り投げた、すると。
2つの玉は一旦空中で静止したあと、メリアリア目掛けて物凄い勢いで降下してゆく。
「く・・・っ!!」
すかさず反応して鞭を振るうメリアリアだったが、黒い玉はそれを擦り抜けてメリアリアを中心に置いた線上の、左右対称の位置でピタリと止まる、そしてー。
そのままその場を囲むようにしてグルグルと、凄い勢いで周回を始めるモノの、すると徐々に球体から漆黒の風のようなモノが溢れ出し、それはそのまま天まで届く真っ黒な竜巻となっていった。
女性はそう言って笑うと再び転移してー。
今度は先程よりも倍以上、離れた場所へと顕現した。
「・・・・・!!」
「・・・ふぅ」
やっぱり転移は疲れるわ、と独り言をごちて。
「やっぱりあの人は、“蒼太”は凄いよ。こんな魔法を難無く熟しちゃうんだから・・・」
「・・・・・!!」
蒼太、蒼太ですって!?
「・・・蒼太を、知っているの!?」
「・・・・・」
答えて!!とメリアリアは告げるがその問い掛けに、女性はクスクスと笑って応えた、そしてー。
「貴女には、“これ”をあげる・・・」
そう告げるとあの2つの玉を勢いよく宙へと放り投げた、すると。
2つの玉は一旦空中で静止したあと、メリアリア目掛けて物凄い勢いで降下してゆく。
「く・・・っ!!」
すかさず反応して鞭を振るうメリアリアだったが、黒い玉はそれを擦り抜けてメリアリアを中心に置いた線上の、左右対称の位置でピタリと止まる、そしてー。
そのままその場を囲むようにしてグルグルと、凄い勢いで周回を始めるモノの、すると徐々に球体から漆黒の風のようなモノが溢れ出し、それはそのまま天まで届く真っ黒な竜巻となっていった。