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時と運命の調律者
第20章 Go to the East!!
とオリビア達は少し困ったような顔をして見せた、何故ならば、この目の前の少女は確かに鞭を持ってはいたものの、それを装備して使い熟すことが出来なかったのである。
「そ、そんな。どうして反応してくれないの・・・?」
「それはメリアリアの波動のみを感知して反応するようになっているからな。余人が使おうにも使えないのだ」
「少女。君の名前は何という?なぜメリアリアの事を知っているのだ」
「どうやってここまで入り込んだのかは知らないが・・・。ここは一般人が立ち入って良い場所では無いんだよ?」
「違う、違うのっ。私はメリアリアで・・・」
「しかしメリアリアの装備品は反応しないではないか」
「そ、それは・・・」
と流石のメリアリアも狼狽えてしまうが彼女自身もまさか、自らの波長までもが変えられてしまっているなどとは露にも思っておらず、事態が飲み込めずにいた。
「とにかく。君の正体が解るまで身柄はこちらで預からせてもらう。なぜメリアリアの事を知っているのかも、話してもらわないとな」
「と言うよりも、メリアリアは何処に行ったのだ?さっき帰ったと思っていたが・・・」
「こんな小さな子供に装備品を譲り渡すとも思えんし・・・」
「・・・・・」
口々に、同僚達が紡ぐ言葉を聞いてメリアリアは改めて自身がいま、尋常ならざる状況に置かれている事を悟った、このまま行けば、下手をすると憲兵にでも引き渡されてしまうかも知れず、そうなったら自身の運命がどうなるのか、解ったモノでは無かった。
「もう、みんな聞いて!?私が、メリアリアなのっ。メリアリアなんだってば!!」
「まだ言うか・・・」
「少女よ、しかしな・・・」
「・・・どうしたのかね?」
メリアリア達が騒いでいると、ふと背後から声がして全員がそちらを振り向いた。
「そ、そんな。どうして反応してくれないの・・・?」
「それはメリアリアの波動のみを感知して反応するようになっているからな。余人が使おうにも使えないのだ」
「少女。君の名前は何という?なぜメリアリアの事を知っているのだ」
「どうやってここまで入り込んだのかは知らないが・・・。ここは一般人が立ち入って良い場所では無いんだよ?」
「違う、違うのっ。私はメリアリアで・・・」
「しかしメリアリアの装備品は反応しないではないか」
「そ、それは・・・」
と流石のメリアリアも狼狽えてしまうが彼女自身もまさか、自らの波長までもが変えられてしまっているなどとは露にも思っておらず、事態が飲み込めずにいた。
「とにかく。君の正体が解るまで身柄はこちらで預からせてもらう。なぜメリアリアの事を知っているのかも、話してもらわないとな」
「と言うよりも、メリアリアは何処に行ったのだ?さっき帰ったと思っていたが・・・」
「こんな小さな子供に装備品を譲り渡すとも思えんし・・・」
「・・・・・」
口々に、同僚達が紡ぐ言葉を聞いてメリアリアは改めて自身がいま、尋常ならざる状況に置かれている事を悟った、このまま行けば、下手をすると憲兵にでも引き渡されてしまうかも知れず、そうなったら自身の運命がどうなるのか、解ったモノでは無かった。
「もう、みんな聞いて!?私が、メリアリアなのっ。メリアリアなんだってば!!」
「まだ言うか・・・」
「少女よ、しかしな・・・」
「・・・どうしたのかね?」
メリアリア達が騒いでいると、ふと背後から声がして全員がそちらを振り向いた。