この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
時と運命の調律者
第20章 Go to the East!!
「幸運を、祈っている・・・」
そう告げると再び沈黙してしまい、護衛兵を引き連れて来た道を帰って行った。
・・・直前に“この娘には、害意は無いので解放するように”とだけ言って。
「・・・・・」
「どうする・・・?」
「アルヴィン老師のお言葉だ、聞かずばなるまい」
そう言うとオリビアは次に少女の姿となったメリアリアに告げた。
「君が本当にメリアリアならば・・・。私達は済まないことをしてしまったな、女王失格だ」
「そんなこと。それより・・・」
「もし君が本当にメリアリアであるとするならば。私達は君が戻って来るのを待っている。万難を排して東の果てを目指すが良い」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・解ったわ」
暫く無言で見つめ合っていたメリアリアとオリビアだったが、やがてメリアリアは“フゥッ”と溜息を着いて、そして言った。
「東の果てへと、行ってくる」とー。
そう告げると再び沈黙してしまい、護衛兵を引き連れて来た道を帰って行った。
・・・直前に“この娘には、害意は無いので解放するように”とだけ言って。
「・・・・・」
「どうする・・・?」
「アルヴィン老師のお言葉だ、聞かずばなるまい」
そう言うとオリビアは次に少女の姿となったメリアリアに告げた。
「君が本当にメリアリアならば・・・。私達は済まないことをしてしまったな、女王失格だ」
「そんなこと。それより・・・」
「もし君が本当にメリアリアであるとするならば。私達は君が戻って来るのを待っている。万難を排して東の果てを目指すが良い」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・解ったわ」
暫く無言で見つめ合っていたメリアリアとオリビアだったが、やがてメリアリアは“フゥッ”と溜息を着いて、そして言った。
「東の果てへと、行ってくる」とー。