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時と運命の調律者
第23章 アニバーサリー
「何かあるとは、思ってたんだけど・・・。あの時、僕は本当に子供だったんだ、自分で言うのもなんだけどね。だから事情があるのは、解ってはいたんだけれど・・・。何て言うのかな、いろんな事が一気にやって来すぎちゃってて、本当に“わ~っ!!”てなっちゃったんだ、それでメリーに当たっちゃって・・・。本当にゴメンね」
「蒼太・・・。ううん!!」
そんな事、無いよ!!とメリアリアが言うと、蒼太はゆっくりと頭を上げる。
「・・・仲直りだね」
「・・・うん」
そう言って思わず微笑む青年に釣られるようにしてメリアリアの表情も思わず緩むがそんな彼女に。
蒼太は“おいで”と言ってくれた、そしてその手を引いてただただ無言で優しく、それでも力強く抱き締めてくれたのである。
「あ・・・」
「メリー・・・」
そう言って蒼太はメリアリアに語り掛けた、“会いたかったよ”と静かに告げて。
「なんで、そんな姿をしているのか知らないけれど・・・。どんなになってもいい、どんなになっても君は君だ!!」
「蒼太・・・!?」
「会いたかったよメリー、ずっとずっと会いたかった!!」
「蒼太・・・っ!!!」
「メリーに、ずっと会いに行こうって思ってた、ずっとお金貯めて、いつか必ずメリーに会いに行こうって・・・」
「蒼太っ。ああっ、蒼太!!!」
(言わなくちゃ。事故のごめんなさいって。あああっ!!?でもおおおぉぉぉぉぉっ!!!)
「とっても嬉しいよ、君が会いに来てくれて。・・・おいで?」
“好きっ”とその言葉を聞いた瞬間、メリアリアは感極まって思わず彼に抱き着いた、その漆黒の瞳からは大粒の涙を流し、柔らかな白い頬を、彼の頬をこすり付ける。
「好きっ、好きっ。大好き蒼太!!蒼太ぁっ!!」
「メリー!!」
「蒼太・・・。ううん!!」
そんな事、無いよ!!とメリアリアが言うと、蒼太はゆっくりと頭を上げる。
「・・・仲直りだね」
「・・・うん」
そう言って思わず微笑む青年に釣られるようにしてメリアリアの表情も思わず緩むがそんな彼女に。
蒼太は“おいで”と言ってくれた、そしてその手を引いてただただ無言で優しく、それでも力強く抱き締めてくれたのである。
「あ・・・」
「メリー・・・」
そう言って蒼太はメリアリアに語り掛けた、“会いたかったよ”と静かに告げて。
「なんで、そんな姿をしているのか知らないけれど・・・。どんなになってもいい、どんなになっても君は君だ!!」
「蒼太・・・!?」
「会いたかったよメリー、ずっとずっと会いたかった!!」
「蒼太・・・っ!!!」
「メリーに、ずっと会いに行こうって思ってた、ずっとお金貯めて、いつか必ずメリーに会いに行こうって・・・」
「蒼太っ。ああっ、蒼太!!!」
(言わなくちゃ。事故のごめんなさいって。あああっ!!?でもおおおぉぉぉぉぉっ!!!)
「とっても嬉しいよ、君が会いに来てくれて。・・・おいで?」
“好きっ”とその言葉を聞いた瞬間、メリアリアは感極まって思わず彼に抱き着いた、その漆黒の瞳からは大粒の涙を流し、柔らかな白い頬を、彼の頬をこすり付ける。
「好きっ、好きっ。大好き蒼太!!蒼太ぁっ!!」
「メリー!!」