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時と運命の調律者
第23章 アニバーサリー
二人はただ抱き締め合った、そして何度もキスをした。
あの時にー。
あの大演習の時に別れ別れになってから、実に6年ぶりのキスだった。
「ぷはっ、蒼太っ、蒼太っ。蒼太あぁぁぁっ!!!」
「メリー、メリー!!」
互いに何度も相手の名を呼び合い、口付けを交わし続けるモノのこの時、蒼太もメリアリアも再び相手に巡り会えて触れ合えた事に、抱き締め合えた事に心が、魂が底の底からこれ以上無い程の喜びで打ち震え続けていたのである。
特に。
蒼太にその全てを無条件で受け入れられ、しっかりと抱き締められていたメリアリアは改めて“自分の居場所はここなんだ”と、“自分の帰るべき場所はここなんだ”と確信するモノの、そんな彼女が満たされた心持ちのまま、彼とのキスを夢中になって繰り返しているとー。
あの時にー。
あの大演習の時に別れ別れになってから、実に6年ぶりのキスだった。
「ぷはっ、蒼太っ、蒼太っ。蒼太あぁぁぁっ!!!」
「メリー、メリー!!」
互いに何度も相手の名を呼び合い、口付けを交わし続けるモノのこの時、蒼太もメリアリアも再び相手に巡り会えて触れ合えた事に、抱き締め合えた事に心が、魂が底の底からこれ以上無い程の喜びで打ち震え続けていたのである。
特に。
蒼太にその全てを無条件で受け入れられ、しっかりと抱き締められていたメリアリアは改めて“自分の居場所はここなんだ”と、“自分の帰るべき場所はここなんだ”と確信するモノの、そんな彼女が満たされた心持ちのまま、彼とのキスを夢中になって繰り返しているとー。