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時と運命の調律者
第25章 絆と繋がり 中編
「蒼太、蒼太・・・っ!!」
(・・・リー、メリー!!)
尚も彼の名を叫んで、もっと良くその顔を、存在を感じようとした瞬間、聞き覚えのある、優しい声に呼ばれたような気がしてメリアリアの意識は急速に現へと引き上げられて行った。
「・・・リー、メリー!!」
「・・・う、うん?」
彼女、メリアリア・カッシーニがその瞼(まぶた)を開くとそこには、心配そうに見つめる恋人の顔があった。
「大丈夫?メリー・・・」
「う、うん。大丈夫・・・」
その青空色の瞳(ひとみ)をゆっくりと動かして、声の主の黒曜石の眼(まなこ)を見つめるモノの、そこに写っていた彼氏の顔は、ホッとしていると同時に何だかとても嬉しそうだった。
「う、うん。あれ?蒼太・・・?」
それと同時に気が付くが、そこは先程までのソファでは無くて蒼太の部屋のベッドの上だった、どうやら気を失っている最中に蒼太がここまで運んでくれたらしい。
「メリー、ちょっとおいで。自分の姿を見てごらん?」
「え・・・、姿って?」
「ちょっといいから、自分の姿をみてごらんよ!!」
ほらほら、と言って蒼太は自分を何処かへと、連れ出そうとする。
「ほら早く、おいでよメリー!!」
「う、うん。解ったけど・・・」
“姿って?”と言って立ち上がろうとした時に、異変に気付いた、手足が長く伸びている事に気が付いたのである。
それだけじゃない、何というか全体的な感覚がそれまでと違っていた、ベッドから感じる温もりの領域の広さや、目に見える景色から身体が少し大きくなっている事を自覚する。
何より。
自分で自分の髪の毛を触ってみて驚くが、何とそれは今までのように黒ではなかった、眩いばかりに煌めく、光沢のある金色をしていたのである。
「あ、ああ・・・っ!?」
「元に、戻ったんだよメリー!!」
おめでとうと、蒼太が言った、良かったねと優しく微笑みながら。
「いや、本当にビックリしたよ。だってエッチをしていたら、急にメリーの身体が輝きだして、一気に元に戻ったんだもの!!」
「エ、エッチをしていたら・・・?」
その言葉に、思わずメリアリアが唖然となるが、まさか呪(まじな)いを解く方法が恋人とのエッチだったなんて。
(・・・リー、メリー!!)
尚も彼の名を叫んで、もっと良くその顔を、存在を感じようとした瞬間、聞き覚えのある、優しい声に呼ばれたような気がしてメリアリアの意識は急速に現へと引き上げられて行った。
「・・・リー、メリー!!」
「・・・う、うん?」
彼女、メリアリア・カッシーニがその瞼(まぶた)を開くとそこには、心配そうに見つめる恋人の顔があった。
「大丈夫?メリー・・・」
「う、うん。大丈夫・・・」
その青空色の瞳(ひとみ)をゆっくりと動かして、声の主の黒曜石の眼(まなこ)を見つめるモノの、そこに写っていた彼氏の顔は、ホッとしていると同時に何だかとても嬉しそうだった。
「う、うん。あれ?蒼太・・・?」
それと同時に気が付くが、そこは先程までのソファでは無くて蒼太の部屋のベッドの上だった、どうやら気を失っている最中に蒼太がここまで運んでくれたらしい。
「メリー、ちょっとおいで。自分の姿を見てごらん?」
「え・・・、姿って?」
「ちょっといいから、自分の姿をみてごらんよ!!」
ほらほら、と言って蒼太は自分を何処かへと、連れ出そうとする。
「ほら早く、おいでよメリー!!」
「う、うん。解ったけど・・・」
“姿って?”と言って立ち上がろうとした時に、異変に気付いた、手足が長く伸びている事に気が付いたのである。
それだけじゃない、何というか全体的な感覚がそれまでと違っていた、ベッドから感じる温もりの領域の広さや、目に見える景色から身体が少し大きくなっている事を自覚する。
何より。
自分で自分の髪の毛を触ってみて驚くが、何とそれは今までのように黒ではなかった、眩いばかりに煌めく、光沢のある金色をしていたのである。
「あ、ああ・・・っ!?」
「元に、戻ったんだよメリー!!」
おめでとうと、蒼太が言った、良かったねと優しく微笑みながら。
「いや、本当にビックリしたよ。だってエッチをしていたら、急にメリーの身体が輝きだして、一気に元に戻ったんだもの!!」
「エ、エッチをしていたら・・・?」
その言葉に、思わずメリアリアが唖然となるが、まさか呪(まじな)いを解く方法が恋人とのエッチだったなんて。