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第1章 都合よくセーラー服の女子高生が

家に帰って来れば家族がいて温かい夕食が食べられます。
しかし、私には両親が居ないので温もりという物を知りません。
学校にも行かず、家でダラダラと過ごすだけの生活を続けます。
何故なら外に出るのは危険だからです。
だから私は家の中に閉じこもっています。
ある日、私はいつもと同じように家の中に引きこもっていました。
いつもは部屋にあるパソコンでオンラインゲームをして過ごします。
その日もそうするつもりだったんですけど……その前に、どうしてもコンビニへ行って買いたいものがあったので外へ出かける事にしました。
外は雨でとても憂鬱になりそうな雰囲気でしたが、私は傘を差し出足取り重く一歩ずつ進んで行くのです。ようやく到着した時にはもうヘトヘトになってしまっていました。
店内に入り、買い物カゴを持ちます。飲み物、パンなどを手に取りカゴの中へと入れて行きます。
お目当ての品を見つけたのですが、なんとそれが最後の一つだったので急いでレジへと向かう事にしました。
でも、途中で他の商品に手が伸びてしまい、会計をする頃にはお財布の中には1万円札が数枚しかありませんでした。
そして、なんとか購入できたと思った矢先、背後に怪しい人影を感じ振り返った途端…… 私の背後に居た男から何かスプレーのようなものを吹きかけられ、そのまま意識を失い、気がついたときには何故か森の中に倒れていました。
一体なんなんでしょうか？ 私、このままどうなるんでしょう？ 私には好きな男性がいるのだけど、その人は私なんかとはつり合わない程、容姿端麗で高学歴の人。だから告白しても振られてしまう事は分かっています。だから、せめて彼の傍にいさせて欲しいと思いながら毎日を過している。彼から話しかけてくることはないから、私から話をするのがほとんど。彼が聞いているかどうか分からなくて少し怖くなるときもあるけど、それで良いのだと思う。きっと私の事を迷惑だと思っても彼は何も言わないでしょうから。でも最近は、もっと彼とお話がしたい。もしかしたら迷惑かもしれない。でももう少しだけ……なんて、つい考えてしまう。
ジャンル：ホラーゲーム 私は幼い頃に両親を亡くした。それ以来、祖母に引き取られ、二人で暮らしていたのだが数年前に亡くなってしまった。以来一人暮らしだ。