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嵐の夜に痕をつけられて
第7章 もう我慢しない ★
「ああ! やっ、あ! だめ!」


ジュルジュルと吸う音が部屋に響く。
相沢のものか恵のものかはもう分からない。
舌で弄ぶ一方で濡れた入り口を指先でなぞると、相沢は溢れてくる蜜の中心に指を入れた。


「あっ……! イッ……!」


恵の腰が痙攣し、相沢の指を締め付ける。
指を動かす度に奥から溢れてくる液体は、甘い香りを放ちながらクチュクチュと卑猥な音を立てて掌まで濡らす。

その光景に相沢の欲望が疼く。

今すぐこの温かい締め付けの中に自身をねじ込み、奥まで突き立て掻き回したくてたまらない。

内側から湧き上がる衝動を抑え、自分の残りの服を脱ぎ捨て、裸になったときにはすでに先端が先走りで濡れていた。
恵は一糸纏わぬ相沢の姿に目を離せなくなっていた。

(どうしよう、絶対亮太のより大きい…)

亮太と別れる前の半年はほとんどセックスレス状態だった恵は、久しぶりに見る男性のそれに不安を抱かずにはいられない。
自分の中に挿れられたことのない大きさだった。

相沢は視線に気付くと、上から覆い被さり再度恵の口を塞いで舌に吸いついた。
全身で触れる相手の肌がたまらなく心地いい。

恵の手が自然と相沢の背中を引き寄せる。
体温が、重さが、愛おしくなる。


「立川……いい?」


恵が少しの不安を隠しながら小さく頷くと、相沢は膝の間に割って入り足を開いた。
硬くなった先端に糸を引く愛液を塗りつけ、入り口付近を撫でる。

先端を蜜口に当てると少し動いただけで中に入ってしまいそうだった。
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