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美絵との日々
第4章 逢瀬
俺自身はこの関係が続けばいいいと思っていたが、美絵はもっと普通のデートを望んでおり、その事は良く分かっていた。
しかしあえてそれを無視するのが俺の「セックスフレンドだが付き合ってはいないし、その気もない」という意思表示だった。
ある時また夜に待ち合わせを指定した際の美絵の返事の中に
「会うの夜ばかりですね」
という一文があり、その末尾にちょっとしょんぼりした様な絵文字があった。
会っても食事などなくすぐホテル直行。朝もホテル出たら帰るだけ。美絵が疑問を持つのは当然で、そろそろ美絵との別れも近いかも知れない、と覚悟した。
また、この間美絵への気持ちに多少変化があった。
あるとき美絵が
「元カレと別れる時に「ずっと待ってる」みたいな事言われたのだけど、待ってなくていいから」
と半ば馬鹿にするように笑みを含んで話してきた事があった。
あまり気持ちのいい言い方ではなく、多少不愉快に感じたが、それなら俺が少々ひどく扱っても文句はあるまい、と気持ちが軽くなった面もあった。
またクリスマス前にあった際は、美絵がバーバリーのマフラーをプレゼントしてくれた。
お礼を言ったが、こちらはプレゼントの用意もないし、多少気まずかった。
やっぱり普通の彼氏彼女の様な関係を望んでいるんだな、と改めて思った。
しかしあえてそれを無視するのが俺の「セックスフレンドだが付き合ってはいないし、その気もない」という意思表示だった。
ある時また夜に待ち合わせを指定した際の美絵の返事の中に
「会うの夜ばかりですね」
という一文があり、その末尾にちょっとしょんぼりした様な絵文字があった。
会っても食事などなくすぐホテル直行。朝もホテル出たら帰るだけ。美絵が疑問を持つのは当然で、そろそろ美絵との別れも近いかも知れない、と覚悟した。
また、この間美絵への気持ちに多少変化があった。
あるとき美絵が
「元カレと別れる時に「ずっと待ってる」みたいな事言われたのだけど、待ってなくていいから」
と半ば馬鹿にするように笑みを含んで話してきた事があった。
あまり気持ちのいい言い方ではなく、多少不愉快に感じたが、それなら俺が少々ひどく扱っても文句はあるまい、と気持ちが軽くなった面もあった。
またクリスマス前にあった際は、美絵がバーバリーのマフラーをプレゼントしてくれた。
お礼を言ったが、こちらはプレゼントの用意もないし、多少気まずかった。
やっぱり普通の彼氏彼女の様な関係を望んでいるんだな、と改めて思った。