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第2章 美和子の部屋
 翌日、彩乃は友達と会う約束をしたからと言って出掛けた。

 母親は昨日会った美和子の事だと思い、楽しんで来るようにと言って送り出してくれた。


 ……本当は、あのレストランへと一人で向かうのだ。


 彩乃は、何か悪い事でもするかのような気持ちだった。そう、してはいけない事をする、そんな背徳的な気分があった。

 そのくせ、妙にむらむらしてしまう。

 エイコやおばさまたち、美和子の顔も浮かぶ。

 昨夜、スマホで動画を検索して観ていた。

 文字を入力する指先を震わせながらタップした言葉は「レズ動画」だった。


 衝撃的だった。しかし、目が離せなかった。


 女性同士が裸で抱き合い、キスをし、乳首を吸い合い、あそこ――おまんこを舐め合い、気持ちよさそうに喘いだり腰を振ったりしていた。

 イヤホンで入ってくる音声は生々しかった。

 無修正のものでは綾乃は初めて他人の股間を見た。

 彩乃は無意識に自分の股間や乳首に指を走らせていた。

 幾つも観たが、その中で、数人の女性が絡み合っているものがあった。

 一人の若い女性が仰向けに寝ていて、それを三人の熟女風な女性が、左右の乳首と股間とに顔を埋めていた。

 ぴちゃぴちゃと股間を舐め上げる音、鼻息荒くぷちょぷちょと乳首を吸い上げる音、為すがままにされながらも、目を閉じ、頬を赤く染めて喘ぐ若い女性。

 彩乃はその若い女性にエイコを重ね、それに群がる熟女たちをあの三人のおばさまに重ねた。

 ……わたしったら、したりされたりするよりも、見たいのかしら……

 性の経験が、せいぜいオナニーくらいの彩乃には、自分が当事者となると言う事が想像できなかったのだ。


 熱があるわけではないが、ふわふわとした足取りだと、彩乃は思う。

 彩乃自身が気づかずにいるが、彩乃の本心は、これからの事で興奮しているのだ。
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