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第2章 美和子の部屋
 しばらくして、エイコが上半身を起こした。

 彩乃を見る。

 その目付きは挑発的だった。

「ねえ、彩乃さん。どう? まだお客さんで居たい?」

 彩乃は答えられないでいる。ただ、彩乃の目は閉じる事を忘れたように見開かれていた。

「エイコちゃん、ダメよ、彩乃には刺激が強かったみたいだわ」

 美和子が言って、彩乃を見る。

 その目付きも挑発的だった。

「……でもさ、何にもしないで寝ているだけなら、出来るんじゃない? ね、彩乃」

「……どう言う、事?」

 彩乃は美和子に訊く。

 喉がからからになったような声だ。

「ふふふ……」

 美和子は笑みながら、ベッドサイドの小デスクの引き出しを開け、中から何かを取り出した。

「これよ!」

 美和子は高々と差し上げた。

「わあ、それぇ!」

 エイコが嬉しそうに叫ぶ。

 美和子が手にしていたのは、黒い装着ベルトの着いた、本体がパープルカラーのペニスバンドだった。

「いらっしゃい……」

 美和子がベッドの上から彩乃に手招きをする。

 エイコはベッドに置かれたペニスバンドを手にし、パープルカラーの本体を握っていた。

 二人とも、何とも言えない、淫靡な笑みを浮かべている。

 彩乃はふらふらと歩き出した。

 脳内の思考が停止しているようだ。

 言われた事にからだが反応するだけになっている。

 彩乃はベッドの脇まで近づいた。

 美和子はベッドから下りて彩乃と向かい合う。

「今、この状態で彩乃を奪うのは簡単だわ。でもね、彩乃が自らその気になってくれなきゃ、始まらないの。だから、うんと焦らしてあげる。うんとその気にさせてあげる……」

 彩乃は美和子の言っている言葉の意味が分からなかった。

 ついさっき見た光景が離れない。 

「でもさ、美和子さん。彩乃さん、スカートよ? これ、着けられないんじゃない?」

 エイコは言いながら手にしたペニスバンドをぶらぶらさせる。

「そうねぇ…… ねぇ、彩乃お願いがあるんだけど……」

「……何?」

 彩乃は返事をしたが、相変わらず喉がからからだ。自分が自分ではないみたいだった。

「スカートだけ脱いでくれない?」
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