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第2章 美和子の部屋
「え?」

「下手したら、スカートが皺くちゃになっちゃうかもだから」

「下手しなくても、皺になっちゃうわ」

 横からエイコが茶々を入れる。美和子がくすっと笑った。

「上はブラウスだから大丈夫だと思うけど、皺が心配なら、脱いでも良いわ」

「……スカートとブラウスを脱ぐの?」

「そう…… 平気でしょ? 女の子同士なんだから」

「でも……」

「彩乃には何もしないわ。約束する。エイコちゃんも約束できるわよね?」

「できま~す。むしろ、何かしそうなのは美和子さんの方よ」

「こらこら、それは言わないの」

 美和子とエイコはくすくすと笑う。

「……彩乃さん、脱ぐの手伝おうか?」

 エイコがベッドから下りた。

「何だか、ぽわんとしていて、危なっかしいから」

「そうね、その方が良いわね、エイコちゃん。……でも、唇を奪ったダメよ。彩乃が自分の意志でするまでは」

「分かってま~す」

 エイコがスカートのホックを外し、ブラウスのボタンを外す。

 彩乃はされるがままだった。

 頭の真ん中が痺れている。

 自分の身に起きているのに感覚も自覚もが無かった。

 動画を見ているような感じだった。

 下着姿になった。

「あら、まだ白い下着だなんて、彩乃って初心ねぇ……」

 美和子がとろんとした眼差しで彩乃を見る。

「可愛いわぁ……」

「ダメよ、美和子さん!」

 エイコが言って口を尖らせる。

「彩乃さんが自分から進んでするまで辛抱でしょ! わたしだって、脱がせながら、我慢したんだからぁ……」

「ふふふ、エイコちゃんも可愛い……」

 二人は抱き合ってキスをした。

 下着姿のまま立っている彩乃のからだは反応している。

 胸の蕾は硬く突き出し、淫溝は軟らかくとろけていた。

「……さあ、エイコちゃん、それ取って……」

 美和子はエイコにベッドの上にペニスバンドを示した。
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