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第2章 美和子の部屋

　絞り出したローションで、屹立している疑似ペニスに塗り付けて、しごき始めた。

「これ結構硬いのよ」

「どれどれ……」

　エイコが美和子と交代してしごき始める。

「本物っぽいわぁ。でも、本物より太くて長い」

「ふふふ、それはエイコちゃんが知っているペニスと比べてでしょ？」

「そうれを言われちゃ、おしまいだわ、って、美和子さんは男の人とも経験あるの？」

「無いわ」

　美和子は嫌そうに言う。

「あんなごつごつした汗臭いのなんか、無理」

「でも挿れたいんだ……」

「わたしのおまんこがそうしてほしいって言うんだもん」

「うわっ、イヤらしい言い訳ぇ！」

　二人は笑う。そして、キスをした。

　彩乃は目の前で繰り広げられていることが現実とは思えなかった。

　だが、二人がベッドの上で動くとそれがマットレスを通じて感じられる。

　自分の下腹部に着けられた疑似ペニスがしごかれるたびに押しつけられる感触も伝わる。

　これから何が始まるのかも、朧に分かっている。


　……わたし、とってもいけない事をしている……


「じゃあ、最初はわたしでいいかしら？」

「もちろんよ、美和子さん」

　エイコが言って疑似ペニスの根元を握る。美和子はパンティを脱いだ。

　ベッドの上に立ち上がり、彩乃のからだを跨ぐ。

　そして、ゆっくりと腰を下ろし始める。

　疑似ペニスの先端が美和子の淫孔の入り口に当たるようにエイコが調節する。

「あっ……」

　ひやりとした感触が美和子にあった。

「何だか、彩乃に犯されているみたい……　いや、わたしが犯しているのかなぁ……」

　言いながら美和子は腰を下ろす。頭が仰け反る。

「あ、あああああ……」

　美和子は喘ぐ。

　美和子は自分の太腿の上に手を置いて、腰を上下させ始めた。

　にちゃにちゃとローションが音を立てる。

　美和子が腰を下ろす度に、その重さを彩乃は感じていた。

「良い……　すごく良いぃぃぃ……！」

　美和子の腰の動きが速くなる。

　エイコは揺れている美和子の乳房に顔を寄せ、乳首を吸った。

「エイコちゃん……　ダメよ、感じちゃう！　余計に感じちゃうぅぅぅぅ……」

「いいの、もっと感じてぇぇ！　美和子さん！　とってもいやらしい女になってるわぁ！」

　エイコは言うと、さらに美和子の乳首を貪る。