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新解釈 紺屋の女房
第3章 久蔵と花魁の出会い
「さあさ、指で弄(いじ)るなり
いきなり珍宝(ちんぽ)を挿(さ)すなり
ご自由にしてくんなまし」
お鈴は普段、濡れない性分ゆえ、
葛湯(くずゆ)をアソコに塗って潤いを出すのだそうだが
今宵は美男子の若い男が相手ゆえ
そんなものを使わずとも、
お鈴のアソコは和布蕪(めかぶ)のようにトロトロであった。
「では、お前の女陰(ほと)を味見させてもらおう」
久蔵はお鈴の内ももに手を添えて
ぐっと左右に押し開いた。
その手際の良さにお鈴は驚いた。
「まあ、主さま(ぬし=お客さま)。
もうすでに女を知ってありんすか?」
筆下ろしに、やってくる客は多い。
そのような輩は我を忘れて女に抱きつき
褌(ふんどし)を解く前に吐精してしまうのだった。
女陰(ほと)を目の当たりにしても
久蔵は落ち着いていた。
お鈴の膝を舐め、
内ももに接吻をしながら
少しずつ女陰(ほと)に近づいてくる。
久しぶりに男に買われたお鈴のアソコは
久蔵の珍宝(ちんぽ)を待ちわびて
ヒクヒクと蠢(うごめ)いていた。
「ああ…ひととき、ひとときでよいので
あちきを桃源郷(とうげんきょう=ユートピア)に
連れて行ってくんなんし」
女陰(ほと)に近づいてくる久蔵の舌を待ちわびながら
お鈴は前帯を解いて全裸になった。
久蔵もまたお鈴の内ももに吸い付きながら
帯を解いて脱ぎ捨て褌(ふんどし)一丁になった。
久蔵は、すでに激しく勃起していた。
養子になってからというもの
読み書きソロバンに明け暮れ、
陰で女将さんを抱く時間さえなかった。
久しぶりの姦通(かんつう=セックス)の機会に
久蔵の心は踊った。