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新解釈 紺屋の女房
第6章 花魁の嫁入り
「さあ、お前の顔をしっかりと拝ませておくれ」
背を向けていた高尾の肩を抱き、
くるりと正面を向かせた。
『ほんに美しい…』
高尾は器量も去ることながら
性分(性格)も長年にわたって
女郎のトップに君臨してきただけあって
申し分のないおなごだった。
「お前を一生大事にする」
久蔵が初めて口にした求愛の言葉であった。
「嬉しいでありんす…」
高尾の目から涙がポロポロと溢れた。
久蔵は涙を優しく舐め取り、
高尾の唇に接吻した。
ちゅっ、ちゅっ、と数回軽く接吻を交わすと
おもむろに口に吸い付き舌を射し込んだ。
幾多もの御大尽が、
金にものを言わせて吸われてきた唇であったが
今宵の接吻は高尾を痺れさせた。
『これが、ほんに好き合う者同士の接吻…』
高尾は一刻も早く、身も心も蕩けさせてほしくて
珍宝(ちんぽ)を握りしめたかったが、
それをグッと我慢した。
はしたない女と思われたくなかった。
下腹部に滑り降りた手がピタリと止まったので
「俺の珍宝(ちんぽ)を
愛(まな)でてくれようとしているんだろ?
躊躇しなくていいんだ
俺の体はお前のもの、お前の体は俺のものなのだから」
久蔵は高尾の手をとり珍宝(ちんぽ)を握らせた。
そして、久蔵もまた、高尾の股間に手をやり
茂みを撫で上げて
指先が亀裂に触れるとそのまま奥をまさぐり始めた