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新解釈 紺屋の女房
第1章 染物屋「紺屋」の女将
草庵先生に激しいおまんこをされたものだから
お玉は身体中が汗ばんでしまっていた。
今にも泣き出しそうな久蔵に向かって
「風呂に入りたいから湯を沸かしておくれ」
と頼んだ。
「へえ」
馬鹿だと言われた汚名返上だとばかりに
急いで風呂釜に薪能(たきぎ)を突っ込んで火をつけた。
ほどなくして風呂場に湯気が立ち上がり
ちょうどよい湯加減になったので
女将さんにその旨を伝えた。
「久蔵、お前はさっきの始末の罰として
私の三助をしなさい」
湯浴み着に着替えたお玉を追うように
久蔵は急いで着物を脱いで
褌(ふんどし)一丁で浴室に飛び込んだ。
お玉はちょうど湯船に浸かるところだった。
「この湯浴み着というやつが私は嫌いでね…
湯に入ると体にまとわりついて気持ち悪いのよ」
そう言って腰ひもを解くと
湯浴み着を脱ぎ捨ててしまい全裸になった。
久蔵は見てはならぬと視線を逸らした。
「久蔵、お前は草庵先生のアレが
私のおまんこから抜くときに
私の大事なおまんこを見たんだろ?」
お玉はそう言って湯船から立ち上がった。
「見てません。俺は何も見てません」
久蔵はぎゅっと目を閉じた。
「じゃあ、今から見ておくれ、
私の裸は綺麗かえ?」
見ろといわれれば見ないわけにはいかなかった。
久蔵は丁稚奉公というよりは
下男的な扱いでこの店に売られてきたのだから。