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新解釈 紺屋の女房
第1章 染物屋「紺屋」の女将

久蔵には兄弟が6人いた。

家を継ぐ長兄以外は皆売られた。
売られるといっても高額ではない。
ほんとに二束三文のような投げ売りなのだ。

だが、父母から「お前が我慢してくれれば
妹や弟にひとときでも
白いおまんまを食わせることができる」と
言われれば承諾するしかなかった。

いや、不服だと抵抗しても
山に捨てられて野垂れ死ぬのが関の山なのだから
仕事がきつくても朝晩におまんまが食えて
天露(あまつゆ)をしのげて布団で寝れるのだから
売られる久蔵にとっても願ったり叶ったりだった。

売られた子にしてみれば
買ってくれた人の言うことには絶対に服従した。

ここを追い出されれば、
それこそ野垂れ死ぬのが目に見えていたからだ。

そんな訳で久蔵は
目を見開いて裸体を見ろと命じられれば
従うしかなかった。

そっと目を開くと、
目の前には熟れた女の裸体があった。

湯に濡れた体は白い肌をやや朱に染め、
それはそれは艶かしく久蔵の目に写った。

「私の体は綺麗かえ?」

返事をするまでもなく
久蔵の褌(ふんどし)の前隠しの部分が
激しく盛り上がっていた。

「嬉しいじゃないかえ
私の体で勃起してくれてるのかい?」

湯船から上がり、女将さんが近づいてくる。
洗い場に歩を進める度に、
豊満な乳房がタプタプと揺れた。


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