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人妻 真子〜情事の果てに〜
第4章 Day 3
導かれるままに真子は洋介の車に乗った。
「ここなら誰にも聞かれませんよ。お話してくれませんか」
真子は言葉を選び、オブラートに包みながら、自身の寂しさや夫に対する思いを語り始めた。
(私、ここまで話してしまうなんて……)
コーチと生徒という関係だけでなく、一回り以上も年下の青年に夫婦関係の微妙な話をしてしまうなんて……
顧みて恥ずかしいとはこのことかもしれないと真子は思った。
しかし不思議な安心感も覚えた。
なぜか、洋介の前では自分を隠すことに抵抗はなく、オブラートに包むはずが、時に喋りすぎたかもと思うこともあったくらいだったのだ。
その間、洋介は黙ってただ頷くだけで、真子の話にずっと耳を傾けていた。
真子は俯きながら話していたので、洋介の表情や視線はわからなかったが、ひとしきり話し終えて顔を上げると、洋介の真摯な眼差しに気圧された。
(洋介は私が話している間ずっとこの眼差しのまま私を見つめていたのだろうか?)
そう思うと、自分のしていることに恥ずかしさを覚えるだけでなく、この洋介の行動をどう解したらよいのだろうか、という思いがよぎった。
この瞳の強さはいったい……?
「ここなら誰にも聞かれませんよ。お話してくれませんか」
真子は言葉を選び、オブラートに包みながら、自身の寂しさや夫に対する思いを語り始めた。
(私、ここまで話してしまうなんて……)
コーチと生徒という関係だけでなく、一回り以上も年下の青年に夫婦関係の微妙な話をしてしまうなんて……
顧みて恥ずかしいとはこのことかもしれないと真子は思った。
しかし不思議な安心感も覚えた。
なぜか、洋介の前では自分を隠すことに抵抗はなく、オブラートに包むはずが、時に喋りすぎたかもと思うこともあったくらいだったのだ。
その間、洋介は黙ってただ頷くだけで、真子の話にずっと耳を傾けていた。
真子は俯きながら話していたので、洋介の表情や視線はわからなかったが、ひとしきり話し終えて顔を上げると、洋介の真摯な眼差しに気圧された。
(洋介は私が話している間ずっとこの眼差しのまま私を見つめていたのだろうか?)
そう思うと、自分のしていることに恥ずかしさを覚えるだけでなく、この洋介の行動をどう解したらよいのだろうか、という思いがよぎった。
この瞳の強さはいったい……?