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第4章 Day 3

洋介は無言のまま真子にキスをしてきた。

真子に対する初めてのキスにしては深く気持ちの入ったものだった。

唇を奪われ、離れることがない。

しばらくすると舌を感じた。

ひたすら受け身に回る真子。

洋介の突然の行動に狼狽えつつも、めいっぱいの力で洋介から離れた。

「コーチ、だめです。そんな……」

「コーチって言わないでください。名前で呼んでください……真子さん……」

それはキス以上に強い洋介の主張の表れだった。

それでも真子は全面的に洋介を受け入れることはできないと、なおも抗った。

しかし、次の一言はあまりにも図星で真子は心臓の中心を射抜かれる思いをした。