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人妻 真子〜情事の果てに〜
第5章 Day 4-1
有り体に言えば、理由など何でもよかったのかもしれない。

男に抱かれ、女の悦びに打ち震えることを忘れていた真子には洋介は運命の男と言えるのかもしれなかった。

その日のことを思い出し、またしても真子は慰めに興じた。

手を触れられた時の感触、真子の脚の間に脚を入れられた時のドキドキ……

スイミングの指導の時にタッチがないわけではない。

指導にはそれも必要だ。

その時はそう言うものと割り切っているが、一人で妄想に耽るとそのような場面でさえ、自慰の「おかず」に成り果てた。

洋介の尋常ではない股間の隆起に興奮し、真子の体は熱くなる。

考えてみれば、水着ひとつ隔てているだけの肉体は限りなく裸体に近い。

それをいつも洋介の前に差し出しているだと考えれば途端に恥ずかしくもなる。

正直なところ、胸には少々自身があった、丸みを帯び、適度な弾力や柔らかさを保ちつつ、この年にしては形を維持している。

体型は若い時に比べると多少肉付きは良くなったものの、ふくよかさを増したとも言え、鏡の前に立てば、真子はオンナとしての魅力を失っていないと言えた。
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