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人妻 真子〜情事の果てに〜
第11章 Day 5-1
洋介との情事以後も真子はスイミングに変わらず通っていた。

他の生徒にも分け隔てなく接する洋介。
しかし、彼の「雄」の部分を知ってしまった真子には、彼の一挙手一投足がそれまでの普通の所作に見えず、どこか性的隠喩として真子には映るのだった。

彼のスラリと伸びた二の腕を見れば、騎乗位で悶える真子の胸を揉みしだく両腕を想起させたし、優しく語りかける唇は真子を目眩く官能へと誘った濃厚なキスにしか思えなかった。

彼の指導の順番が真子に回って来た時、スイムスーツの上からでもわかるペニスの隆起にはもはや性的隠喩を超え、あの交わりそのものとしか思えず、真子の視線を釘付けにした。

「真子さん、どうしましたか。さぁ、泳いでみて下さい」

慌てて我に返り、冷静さを装う真子。
しかし、真子のそこは水中でありながら疼きを覚え、じんわりと潤いを帯びているのがはっきりとわかった。

いつもの伸びやかな泳ぎを欠く真子。
洋介を意識せずにはおかない真子。
冷静でいることはもはや難しかった。
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