この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
好きになってくれてありがとう
第8章 マンションの解約
「前に体調悪そうにしてたとき休憩室の前にいた人らが言ってたのを聞いたんだ。」
「ごめんなさい。だいたいは問題なく過ごせるんですけどたまにめまいやら吐き気やらあったり。」
「理恵が寝てるって聞いてどうしたのか聞いてみたらピルの副作用って言っててそんなに辛いなら飲まなければいいのにって思ったんだ。」
翼さんは私の体調を気にしてくれているみたい。
確かに避妊のためにピルを服用する人もいれば生理痛を和らげるための人や何かしらの病気のために飲んでいる人もいる。
私はただの自己防衛のために飲んでいたからやめようと思えば辞めることができる。
「辞めてもいいんですけどね。でもちょっとだけ生理痛は和らいでるような気もするから用量減らしてもらったりできるかなーって思ってます。」
「生理のときのケアは俺がするから今度病院言って聞いてくるといい。」
「分かりました。」
どんなケアをしてくれるのだろう。
少し楽しみに思えた。