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好きになってくれてありがとう
第2章 休日デート?
「部長、私もここまで車で来てるんです。なので移動は自分の車でします。まだ買いたいものもあるので。」
「車?」
「はい。」
私が車を運転することに驚いているんだろうか。
私をじっと見つめてくる。
「そっか。でも買い物に来たんだったらまた戻ってくればいい。だから今はここに」
そう言って車を指差し私に乗るように指示してくる。
確かに買い物しなくちゃいけないし…
こんな高級車乗ることないから乗っちゃおうかなーなんて呑気なことを考えているけど相手は上司なのをふと思い出す。
「ちゃんとここに戻ってくるから。
話を聞くついでに飯食いにいこうや。腹減ったー」
こんなにお茶目な一面がある部長だなんて初めて知った。
「お邪魔します…」
乗ってしまった。