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好きになってくれてありがとう
第9章 父からの連絡


「ならいいんだけど…
もしかしたら部屋から持っていったものは全部売り払って金に替えてるかも。

それによく結構年上の女性にあってるみたいなんだ。名前はわからないんだけどこの人ね。」


慶太さんから言われ机に1枚の写真が置かれその人物は私のよく知っている人。


「あの…これ私の母です。

実は今日の昼間と二人がいるところを見ちゃって…」

「え?理恵ちゃんのお母さん?!
それはまずいな…」

「まずい?」


私が聞き直したところで慶太さんは気まずそうに話してくれた。


「夏目この人から何度かお金受け取ってたんだ。
はっきりした金額はわからないけど多分数百万は受け取ってるはず。

もしかしたらだけどお母さんは夏目に何か言われて渡したんだと思うけどそのへんはもうちょっと時間がかかりそうなんだ。」


慶太さんは翼さんに頼まれていろいろ調べてくれていたところ母と接触していることを知り更に調べる必要があると言っていた。


「慶太、もうちょっと詳しく頼む。
理恵、俺と慶太にちょっとまかせてくる?」


私が了承すると慶太さんはお邪魔しましたーと帰っていった。





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