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好きになってくれてありがとう
第9章 父からの連絡


リビングの入り口に立って二人の会話を聞いていると父から理恵はどこにいます?と…


ふと入り口を見た翼さんは私を手招きし隣に座らせた。

「理恵なら今隣におります。どうぞ続けてください。」

「理恵には刺激が強すぎるるような気がするんです。」

「お父さん、大丈夫。続けて何があったのか話して。」

私はしっかりした声で父に伝えた。
お母さんに何があったのか知る権利がある。

「わかった。実は母さんには借金があるみたいなんだ。それには理由があってある人にお金をもってこいと脅されていたらしい。それで持ってこないと理恵に危害を及ぼすと言われていたらしい。」

もしかして昼間見た光景を思い出して相手が卓也だとは思いたくなかったけど一応聞いてみることにした。

「それって卓也のことなの?」

「あぁ。さっきもしかしてと思って確認すると通帳はすっからかんだった。
確かに老後のためにと思って一千万くらいはあったはずなんだ。」

「でもそのお金がなくなったくらいで借金はどうして?」


すると父はそれ以上の要求があり専業主婦である母が借りられるところは所謂闇金といわれるところだったと。




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