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好きになってくれてありがとう
第10章 勝手なことしやがって〜翼side〜
上司によって強制的に10日もの休みを取らされることになってしまった。
でも理恵をどうしても離せないと思った俺は次の日から理恵の地元へと向かう覚悟を決め専務の部屋を出た。
そしてそれと同時にメッセージが届く。
「時間に遅れるとどうなるか分かってるわよね」
めぐだ。
めんどくさいと思いつつも行かないときのほうが怖い。
時間まで少ししかない俺は急いでめぐとの間に合わせ場所へとむかう。
そして店に入り出迎えてくれた店員に
「藤堂様、いつもありがとうございます。お連れまさがお待ちでございますのでご案内いたします。」と言われある個室に案内された。
そこにはテーブルにたくさんの料理が注文されていてもうすでに飲んでいるめぐの姿があった。
「あら、間に合ったのね。つまらない。」
このツンデレ女…と思いながらとスーツのジャケットを脱いでハンガーにかけて座る。
するとめぐは笑ってから尋問が始まった。
理恵の存在から始まり出会いや付き合うことになった経緯まで。
こういう話をしているときのめぐはすごく楽しそうに見える。