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好きになってくれてありがとう
第2章 休日デート?
「へえー、彼氏だった男が二股していて相手を妊娠させたのか。」
「彼氏だったんでしょうか。
私が浮気相手だったのかもしれません。」
「それで持ち逃げされた家電を買いに来たのか。」
「恥ずかしい限りです。」
「まぁ、そんなことがあるから今日俺は月島とデートできてるんだからラッキーだよ。」
「デ、デート?!」
料理が運ばれて来るまでにすべてを話した私はデートと言われて同様を隠しきれない。
デートと言われてあたふたしながら目を泳がす。
何故か部長は余裕の表情で笑っている。
「いつもは完璧な月島もこんな感じになるのかと思うと嬉しくてたまらないよ。
普通の女の子なんだなと思ったらつい…」
「女の子って…」
もうそんな年ではない。
もうすぐ30歳になる私はつい最近彼氏だと思った人に捨てられたんだ。
そんな女のことを…