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第10章 勝手なことしやがって〜翼side〜
「親父にそろそろ藤堂グループに入れって言われてる。近々不動産の会社をおこすらしくてそこにいけって言われてるから会社は辞めるし。」
話している間に注文した肉も届いたから焼きながら焼けた肉を理恵の皿に入れていく。
「ってか食えよ。あと一週間くらいは休みだからこっちのホテルに泊まってる。その後は一回戻って辞めることを話してから藤堂グループに入る。
ってかお母さんどう?」
「まだ意識は戻ってません。でも近いうちに目が覚めるだろうって。」
理恵は医師から脳波も特に問題ないから目が覚めるのも近いだろうと言われているらしい。
「早く目が覚めるといいな。
ってか俺取締役社長になるんだけど優秀な秘書探してるんだけど…知らない?」
「秘書?んー、どうだろう。職安に出してみたらどう?藤堂グループなら応募する人いるだろうし。」
いやいや、察してくれよ。
「理恵はもう働きたくない?」
「働きたいけどお母さんのこともあるし…」
「理恵が落ち着いてからでいい。秘書やってくれないか?」
目をパチパチしながら俺を見て秘書なんてやったことないからできないと…
「公私共に支えてほしい。」
それがどう意味かわからないのか出来ないよ。と首を縦に振らない。