この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好きになってくれてありがとう
第11章 家族に報告



「あのね、お父さん。ちょっと話があって」

「ん?母さんのことか?」

「ううん。お母さんは変わらずだった。


あのね、私結婚することにしたの。」



私が伝えると父はむせた。


「ゲホッゲホッ…けっ、結婚?」

「うん。翼さんと。」

「また急だな。」


私は父にすべて話した。

彼の家から出てきて別れを告げたこと、翼さんが休みを取って私に会いに来てくれたこと、そしてプロポーズされたこと。


彼が藤堂グループの息子で近いうちにを今の会社をやめて藤堂グループにはいることも。


「藤堂グループはすごく大きなところなのにそんなところに理恵でいいんだろうか。」

「私も不安だったし今も自信はない。けど翼さんとなら大丈夫だと思う。」

「そっか。理恵の人生だ。後悔しないようにすればいい。おめでとう理恵。」



父は立ち上がりキッチンに行くと少しの間戻ってこなかった。
でも戻ってきた手にはワインとグラスを持っていて驚いて父の顔を見ると少しだけ目が赤く見えた。


「乾杯しよう。母さんが帰ってきたらまた3人でお祝いしよう。」

「ありがとう、お父さん。」


私はその日初めて父とお酒を飲んだ。


/211ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ