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第6章 上司と同居


地下から出るとそこは主要駅からすぐのタワマンだった。

大きなガラス張りのエントランスの入り口は高級ホテルそのものだった。

コンシェルジュが常駐しているみたいで荷物を受け取るとエレベーターに乗り込む。
そして惜しみなく最上階のボタンを押す。

「学生時代株で儲けてここ買ったんだ。」

「学生時代にですか?それにしてもこんなところの最上階なんてなかなか買えないですよね?」

「最上階?買ったのここ全部だけど?」


どうやら私が思っている以上だったみたいです。
株で儲けたとはいえこんなタワマン一棟買ったとは思っていなかった。

けど部長は笑いながら話す。

「まぁ、最初は高えなって思ってけど家賃収入あるし。お陰様で今は満室です。」

どうやら部長は本物のお金持ちみたい。

そしてエレベーターは最上階に達して止まりドアが開くと更に驚かされる。

一面キラキラした世界が目に飛び込んできた。



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