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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居
「うわー、綺麗…」
「こんな都会でもこうやって上から見ると癒やされる。」
「ほんとですね。素敵。」
「親からは一切の援助を受けなかった。
それが嫌で今の仕事に就くことになったしな。」
さすが藤堂グループの息子だと一瞬思ったけど部長はどうやらそれが嫌だったらしい。
気に入った?と聞きながら玄関のドアを解錠し部屋の中へと促される。
そして玄関も広く大理石の床はツヤツヤしていて緊張してしまう。
こっちがお風呂だからとドアを開けて私を中に押し込む。
ごゆっくりと言われてまた扉は閉められた。
でもすぐにドアが開いてタオルと入浴剤の場所を教えてくれた。
着替えは用意しておくから。とまた部長は出ていった。
服を脱ぐ前にお風呂のドアは水垢一つない透明さを保ったガラスドアだった。
教えてもらった入浴剤をバスタブに入れて服を脱いで棚の隅に置かせてもらい中へ入った。