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好きになってくれてありがとう
第1章 終わった恋
翌日の朝、
いや、正確には朝ではない。
あと30分ほどでお昼になる時間だ。
今日は休みだし必要なものを買いに行こう。
自分の貯金を使うのは気が引けるから残された100万円があるからそれを使ってやる!
もうさんざん泣いてさんざい飲んだからあんな男のことは忘れよう。
テレビと炊飯器とオーブンレンジを。
照明はなくても困らないからいつか気に入ったものを見つけたときにご褒美として買おう。
シャワー浴びて軽くメイクをし着替えをした。
仕事ではいつもきっちりとメイクをしてヒールを履いてキチキチの制服でいつもピシッとしていないといけない私の休日は正反対。
スニーカーを履いてラフなパーカーとデニムを履き家電量販店に向かうことにした。