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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居
部長は気にすることなくシャンプーをしてボディソープで洗い終えるとバスタブの中まで入ってきた。
「は、は、入る、んですか?!!」
「いや、当たり前だろ。
休みの前の日は必ず入る。普段はシャワーばっかだからな。
それに月島が入ってるのに入らないなんてありえねー。」
部長は膝を曲げその間に私を座らせた。
後ろから抱きしめられる形になっている。
ドキドキしない人なんていない。
部長は私のうなじあたりにチュッと音を立てながらキスをしてくる。
恋人でもない人にされていて私の心臓は平常運転とはいかないみたい。
「部長…っ!」
「な、月島。この前言ったこと考えてくれたか?
俺はお前が好きだ。
だからと言って無理強いは出来ないけど少しでも可能性があるなら…好きになれそうなら俺と付き合って。」
ズルいと思ってしまった。
ドキドキさせられてしかもさっきは助けてくれて…
卓也と別れたばかりなのにすぐに誰かと付き合うなんてダメだと思ったけど今私を抱きしめてくれているこの人なら…と思っていた。