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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居


「所詮私はそんな彼に遊ばれただけの醜い女なんですよ。なのに部長が私とだなんて罰が当たります。」

3年間も付き合っていたのに気付かなかった私にも落ち度がある。
だから一概に卓也だけが悪いとは言えない。


「いや、あいつは女性がどれだけ大変か分かってないからあんなことを平気でするんだよ。

男が外で頑張って働けるのも女の人の支えがあってからこそのこと。
それに男は子供作っても産むことは出来ないからな。」

教科書に載せてほしいくらいの言葉だった。

そんな会話をしながら部長は湯船の中で私のお腹の前に手を回し抱きしめたまま力を弱めてくれないから離れることもできずにいる。

だから部長の下半身のカタイものがお尻の辺りに当たっているのが分かる。

「月島、今すぐじゃなくていいけど俺のことちゃんと見て。誰にも負けねぇくらい愛せるって誓うから。」


一世一代の告白とも取れる発言をした部長。
少しだけ真剣に考えてみようと思えた。

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