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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居


「私には勿体ないくらいのお言葉です。
部長のこと素敵だと思ってますよ。だから少しだけ時間を頂いてもいいですか?」

「いくらでも待つと言いたいけどこんな風に触れ合うと抑えきれない感情が爆発するわ。

今このまま月島のことめちゃくちゃに愛したいけどそんなことするとあいつと変わんねぇから我慢します。

さて、先に出て飯作るからゆっくりしてこい。」

「ありがとうございます部長。」


部長は私の背中に数回キスを落としてそのまま脱衣所へと出ていった。そしてガラス張りの向こうからある場所を指差している。

しばらくするとクリアなガラスが一瞬にしてすりガラスへと変わった。


そんな機能があるならはじめに教えてほしかった。

私はお湯の中に顔の半分くらい浸かりそうなくらい潜りさっきの部長の言葉をぐるぐると巡らせる。


以前松本様がおっしゃっていた何なんも彼女も作らずって言ってたことと部長が何年も前から好きだったと言ってくれたことを思い出していた。


部長に愛されると幸せなんだろうな。
私はその相手でいいのかな。なんて考えてるの逆上せそうになるから出ることにした。

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