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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居


一瞬こっちを見たのにすぐに視線を反らしていた部長。

「ほら頭出せ。ちゃんと乾かさないと風邪ひくぞ。」

私の髪を優しく手櫛で乾かしてくれる。
そんなこと言った部長の髪も濡れているから出てすぐにご飯を準備してくれたんだろう。


「部長もまだ濡れてますよ。次はわたしがします。」

自分の髪が乾いたからさっきまで部長が持っていたドライヤーを奪いまるで大型犬を乾かすみたいにした。


乾かし終えると部長はまた違う部屋に入っていきすぐに戻ったかと思うと薄手のパーカーを持ってきて羽織っとけと言われた。

「まだお風呂上がりで暑いから今はいいです。」

「いや、そんな格好で居られると我慢することができなくなる。頼むから羽織って。」


言われてから洗面台の鏡に遷された姿に絶句した。


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