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好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居


部長の向かい合って座りいただきます。と手を合わせて一口ナポリタンを食べる。

「すごく美味しいです。」

本当に美味しかった。
大学で親元を離れて一人暮らしだった私は自炊していたから誰かの手料理なんて久しぶりだった。

お盆や年末年始に実家に帰ると母が作ってくれた料理を口にすることがあってもそれは今まで食べていた家庭の味だし私が作る料理も母から教えてもらっていたから同じだった。


部長はだいたい自炊していると教えてくれた。

「男の一人暮らしなんて外食かテイクアウトが多いかもしれんけど作って食べたほうが落ち着くんだ。
って言っても簡単なものだけどな。」

カレーは大量に作り数日続くことがあるなんて笑っていた。


卓也から受けた行為がまだ頭に残っていてせっかく部長が作ってくれたけど全部は食べることができない。


「いるだけ食え。余っても俺が食うから。」

パスタは半分ほどいただきサラダも少しだけ食べるとお腹がいっぱいだった。

「ごちそうさまでした。美味しかったです。」


手を合わせて作ってくれたけど部長にお礼を言った。


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