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好きになってくれてありがとう
第7章 気持ちの変化



「一つ気になることがあるので聞いてもいいですか?」

「何?」

「部長っていくつなんですか?」

「知らないのか?」

部長はすごく落ち着きのある男性だしアラフォーだと勝手に思い込んでいた。


「誕生日がきたら35になるな。」

「え?ってことは今34…?」

「もっとおっさんだと思ってただろ?」

「…はい。だって部長職ですし。」


役職があるなら年功序列が関係ないにしろそんなに若いと思っていなった。

「ちなみに誕生日は7月7日。」

「うそ!」

私は驚きを隠せずに部長の方に振り返った。
ベッドに入ってから初めて部長の顔を見る形になった。

振り返った途端私の唇は部長によって塞がれてしまった。

「んっ、んん…」

「舌出して?」

離れることができないように頭の後ろに手があり動くことができないから少し口を開くと部長の舌が入り込んできて侵されてしまう。

「誕生日は二人でお祝いしような。」


そう、部長の誕生日はなんと私と同じ日だった。



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