この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第3章 卓也と美智子のセックス
もう仕方ないなあ…
恥ずかしいけど電話するか。
受話器に手を伸ばそうとすると、
けたたましい電子音がして電話がかかってきた。
ビクッとして思わず手を引っ込めてしまった。
『おいおい、まさかゴムの追加を
お持ちしましょうか?なんていう電話じゃないだろうな?
ひょっとして盗聴されてる?
なんてことはないだろうけど…』
恐る恐る受話器をとり、耳に当ててみた。
『お客様。あと10分ほどで、
宿泊タイムとなりますが、
ご宿泊でよろしいでしょうか?』
ああ、そういう電話だったんっすね。
はいはい、お泊りですよ~~ そう応え、
ついでに「あの~~~、すいません
コンドームの追加をお願いします。」 と伝えた。
しばらくすると、ピンポーンの音が…
え?あ、いや、ちょっと待って…
慌ててバスタオルを腰に巻いていると
「コンドーム、こちらに置いておきますので」 と言って、
ドアの横の小窓が少し開き、
注文のゴムが2ヶ置かれていた。
ああ、そういうことね。
実はチェリーボーイの卓也は
ラブホのことをあまりよく知らなかった。