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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第3章 卓也と美智子のセックス


もう仕方ないなあ…
恥ずかしいけど電話するか。

受話器に手を伸ばそうとすると、
けたたましい電子音がして電話がかかってきた。
ビクッとして思わず手を引っ込めてしまった。

『おいおい、まさかゴムの追加を
お持ちしましょうか?なんていう電話じゃないだろうな?
ひょっとして盗聴されてる?
なんてことはないだろうけど…』

恐る恐る受話器をとり、耳に当ててみた。

『お客様。あと10分ほどで、
宿泊タイムとなりますが、
ご宿泊でよろしいでしょうか?』

ああ、そういう電話だったんっすね。

はいはい、お泊りですよ~~ そう応え、
ついでに「あの~~~、すいません
コンドームの追加をお願いします。」 と伝えた。

しばらくすると、ピンポーンの音が…

え?あ、いや、ちょっと待って…

慌ててバスタオルを腰に巻いていると

「コンドーム、こちらに置いておきますので」 と言って、
ドアの横の小窓が少し開き、
注文のゴムが2ヶ置かれていた。

ああ、そういうことね。
実はチェリーボーイの卓也は
ラブホのことをあまりよく知らなかった。
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